動画編集をする時
一番大変な作業って何かわかりますか?
それはテロップ入れです。
文字起こしから始まり
テロップデザインを決めて
時にはモーションを付けたりすると…大変です。
YouTubeでは話している言葉に全部テロップを入れることも多いですしね。
あなたも動画編集の経験があれば、こう思ったことはありませんか?
「もっと簡単にテロップ入れが出きれば…」と
そんな、あなたのために
この記事で動画編集歴10年でテレビ番組編集の経験もある私が
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツを教えます。
この方法を使えばテロップ入れも効率的に素早く行えること間違いなし!
あなたもこの記事を読んで動画編集のプロも使うテロップ入れのコツを身につけましょう。
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ
- テロップ入れはエッセンシャルグラフィックス
- テロップデザインはスタイル作成しておく
- モーションはテンプレートを利用
- テロップ用のトラックを統一
- 文字起こしが必要な場合は自動キャプション作成 or Vrewもあり
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ①
テロップ入れはエッセンシャルグラフィックス
素早くテロップ入れしたい場合は
エッセンシャルグラフィックスでテロップ作成を行うことです。
エッセンシャルグラフィックス(タイトルツール)
ウィンドウ→エッセンシャルグラフィックス
Premiere Proのテロップ作成は
- レガシータイトル
- エッセンシャルグラフィックス
と2つに方法があります。
この2つのテロップ作成方法の一番の違いは
タイムライン上でコピー&ペーストして編集できるかどうか
という点です。
レガシータイトルで作成されたテロップはプロジェクトパネルに素材として追加されます。
タイムライン上でコピー&ペーストしてからペーストした方を編集するとコピー元のテロップも一緒に編集されてしまうようになるのです。
エッセンシャルグラフィックスはタイムライン上でコピー&ペーストしてからペースとした方を編集してもコピー元には影響がありません。
「Win=Alt+ドラッグ Mac=option+ドラッグ」するとプロジェクトパネルにレガシータイトルも複製してくれるので、レガシータイトルを利用する方法もありますけどね。
ただテロップ入れを素早く行うにはエッセンシャルグラフィックスのようにタイムライン上でコピー&ペーストして編集ができる方が効率的になります。
レガシータイトルはテロップデザインを細かく設定できるので、バラエティ番組っぽいテロップデザインを作りたいならレガシータイトルを使用した方がいいでしょう。
テロップによるツールの使い分けも大事ですね。
※2021年5月にレガシータイトルは廃止されるというアナウンスがありました!
今後はエッセンシャルグラフィックスに機能が集約されていくようです!
凝ったデザインはPhotoshopが良いですね…
テロップ入れの基本はエッセンシャルグラフィックスで
テロップデザインに凝りたい場合はレガシータイトルやPhotshopを使う
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ②
テロップデザインはスタイル作成しておく
テロップデザインをしたらスタイル作成しておきましょう。
これはテロップのテンプレートを保存しておくという事です。
エッセンシャルグラフィックスではテキストの装飾
テキストのフォント・サイズ
アピアランスの塗り・境界線・背景・シャドウ
これらがをスタイルとして保存ができるのです。
私の場合は
人物Aボイステロップ
人物Bボイステロップ
説明テロップ1
説明テロップ2
…等
というようにスタイルを作成しています。
作成したスタイルはプロジェクトウィンドウに追加されます。
タイムライン上のテキストにスタイルをドラッグしても適用されますし
エッセンシャルグラフィックの編集タブ内のスタイルにプルダウンとして選択する事で適用されます。
- テロップの決まりの形(スタイル)を作り
- テロップの尺を決めて
- テキストを打ち込んで
- それぞれに適したスタイルを適用する
このワークフローを実践するだけでPremiere Proのテロップ入れはかなり速くなるでしょう。
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ③
モーションはテンプレートを使う(作る)
テロップにモーションを付けたい時もあるでしょう。
そういう場合はテンプレートを有効活用しましょう。
エッセンシャルグラフィックの初期プリセットを利用するのもいいですよ。
Adobe Stockから無料テンプレートをダウンロードして使うのも良いですよ!
使い勝手は良いとは言えないですけど、無料のわりに結構使えます。
上級者はAfter Effectsでモーションテンプレートを作成してPremiere Proに読み込むといったことをしますけどね。
エッセンシャルグラフィックでのモーションじゃなくても
エフェクトコントロールでテロップにモーションを付けたものをシーケンスにまとめて保存しておくのもいいです。
その際はモーションを付けたものをコピーしてから属性のペースト(Win=Ctrl+Alt+V Mac=⌘+option+V)を使ってモーションをペーストしてください。
急ぐ時は割り切ってモーションは入れないというのも手
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ④
テロップ用のトラックを統一
テロップはボイステロップや説明テロップなど種類ごとにトラックを分けておきましょう。
そうすると確認がしやすくなります。
確認したいテロップのトラックだけアクティブにして編集点ごとに移動する(テンキーの上下)ことでテロップの確認が出来ますからね。
またターゲットトラックの切替がショートカットキーにアサインしておくことでテロップのコピー&ペーストが素早く行えます。
テロップに使うトラックを自分の中で決めておく
そんなマイルールを設定するだけでもテロップ入れは楽になる
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツ⑤
文字起こしが必要な場合はキャプショントラックの自動文字起こしかVrewを使う
Premiere Proの自動文字起こし
1.ワークスペースをキャプション or ウィンドウ▶︎テキスト
┗テキストウィンドウを表示
2.文字起こし or シーケンスから文字起こし
3.トラックと言語を選択
4.文字起こしを開始
5.キャプションの作成
この手順で簡単文字起こしが出来てしまいます。
Vrewを使って文字起こし
音声認識ソフトのVrewを使うことで文字起こしが簡単になります。
とは言え、うまく日本語に変換できるとは限らないのですけどね。
一から全部を聞いて文字起こしをするよりも多少は楽になるのは事実です。
このVrewというソフトで文字起こしをしたものをXMLでPremiere Proで読み込むとテキストがPremiere Proで読み込めます。
読み込んだテキストはエッセンシャルグラフィックで編集が出来るのでスタイルを適用してから誤字脱字を修正するという方法を使うのもいいです。
Vrewの音声認識は万能とは言えませんがタイピングが苦手な方にはオススメな方法です。
文字起こしが面倒な時は自動文字起こしや他のソフトも使う
0から起こすより修正していくほうが速い場合も多い
本当にシンプルなテロップ入れでいい場合
キャプショントラックでテロップ入れをする
キャプショントラックは
ウィンドウタブからテキストを追加
新しいキャプショントラックを追加
という手順で作成できます。
このキャプショントラックもエッセンシャルグラフィックで編集が出来ます。
もちろんスタイルも適用できますので単純なテロップ入れならキャプショントラックで入れてもいいです。
もしキャプショントラックを使用する場合は書き出し設定で
キャプションのビデオへの書き込み
をしておかないといけないので注意が必要です。
キャプショントラックは使い勝手悪いので
本当にシンプルでいい時以外は使わない方がいい
まとめ
Premiere Proのテロップ入れを素早く行うコツは以下の5つ
- スピード重視のテロップ入れはエッセンシャルグラフィック
- テロップデザインはスタイル作成しておく
- モーションはテンプレートを利用
- テロップ用のトラックを統一
- 文字起こしが必要な場合は自動文字起こし or Vrewもあり
これらが基本になりますが、後はショートカットキーを使いこなすことでテロップ入れはかなり爆速で行えるようになります。
ショートカットキーもそうですが
- スタイル作成
- モーションテンプレート
など、テロップ入れする前の事前準備がどれだけ出来ているかでテロップ入れの速度は変わってくるでしょう。
日々の準備が作業時間の短縮に繋がりますので
使い回しできそうなスタイルやテンプレートはすぐに読み込めるようにしておきましょうね。