Premiere Pro

初心者でも簡単 Premiere Proのテロップ入れを解説

動画編集初心者の方が時間がかかる作業と言えば
「テロップ入れ」
なんですよね。

クラウドワークス・ランサーズなどで見かける動画編集の仕事では話していることに対して全部テロップ入れをしてくれというのは割と多いです。

初心者でも出来る仕事ではあるのですが、慣れていないとテロップ入れはかなり時間がかかります…。

私も慣れるまでは、かなり時間がかかりましたね。
テレビ番組の編集の仕事をしていたときは
30分番組で2人がかりで5時間ぐらい
テロップ入れにかかったこともありました。

まぁそれだけテロップ量が多かったり、テロップデザインに凝っていたというのもあるんですけどね。

クラウドワークス・ランサーズなどクラウドソーシング経由の仕事はそこまでのクオリティを求められてない事が多いので、あまり時間はかける必要はないです。(中にはバラエティ番組のクオリティを求められる案件もありますが)

そんな時間がかかるテロップ入れの作業ですが
ポストプロダクションでテレビ番組の編集に携わり、現在は副業でYouTube向けの動画編集の仕事を多くこなしている私が
「初心者でも簡単なPremiere Proのテロップ入れ」
を解説します。

なぜPremiere Proでのテロップ入れを解説するかと言うと、現在の動画編集ソフトの主流は間違いなくPremiere Proであるからです。
私も勿論Premiere Proで動画編集を行っています。

今回はプロ仕様のPremiere Proを勉強中の動画編集初心者に向けてテロップ入れの基礎とコツをお伝えしていきますね。

Premiere Proのテロップ作成とテロップ挿入は昔と比べてソフトのアップデートもあり、とても簡単になりました。
しかし、選択肢も増えたために初心者が混乱して動画編集が難しいと感じる原因にもなっていたりします。

演出に合わせた効率の良いテロップ入れのやり方を今回は紹介するので
動画編集初心者でテロップ入れが難しいと感じている方
Premiere Proを使用し始めたばかりの方
は参考にしていってください。

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テロップ作成・テロップ挿入

映像制作・動画編集

テロップは以前はPhotoshopのような別のソフトで作成したものを挿入する形が一般的でしたが、現在ではPremiere Proのテロップ作成ツールも扱いやすく、装飾も多く付けられるようになりました。

それでも凝ったテロップデザインの際はPhotoshopやAfter Effectsといった別のソフトを利用していますけどね。

Premiere Proのテロップ作成は

  • レガシータイトル
  • エッセンシャルグラフィック

の2つがあります。

レガシータイトル

レガシータイトル

ファイル→新規→レガシータイトル

レガシータイトルはタイトルの装飾が豊富なのでバラエティ番組のようなテロップの作成ができます。

新たにタイトルの素材を作成するということなので、タイムライン上で分割して編集すると元のタイトルも変更されてしまうので注意が必要です。

ここがレガシータイトルの厄介な所で
タイムライン上でコピーしてコピー先を変更しようとしても素材扱いになっているのでコピー元も一緒に変更されてしまうんですよね。

レガシータイトルのテキストだけ変更したい場合は複製してから編集していきましょう。
プロジェクトウィンドウでも複製できますよ。

レガシータイトルの良いところは無料でもテンプレートが結構ダウンロード出来るって所です。

一からテロップデザインを作成しなくても、良さそうなテンプレートをダウンロードして使えば、かなり見栄えのいいテロップが作れてしまいます。

また作成したテロップに関してもテンプレートとして保存ができますので、使い回しができそうなものやお気に入りのテロップが出来たら保存しておくといいでしょう。

スタイルライブラリプリセットの追加や保存はレガシータイトルスタイルのタブをクリックしたら表示されてきます。

エッセンシャルグラフィック

エッセンシャルグラフィックス

エッセンシャルグラフィック(タイトルツール)
ウィンドウ→エッセンシャルグラフィックス

エッセンシャルグラフィックスは複雑な装飾は出来ませんが、タイムライン上で分割したりコピペして編集しても元のグラフィックは変更されないので、ボイステロップ入れなどに適しています。

この機能が追加されてからテロップ入れはかなり簡単になりました。

演出テロップはレガシータイトルで作成する事が多いですが、ボイステロップのように派手な装飾がなく多くのテロップを入れる必要がある場合はエッセンシャルグラフィックでのテロップ入れがいいですね。

またエッセンシャルグラフィックで作成したテロップデザインもマスターテキストスタイルとして保存出来るようになっています。
テンプレートとして保存できるって事ですね。

マスターテキストスタイルは
エッセンシャルグラフィックスの

・塗り
・ストローク
・シャドウ
・図形

これらをプロジェクトウィンドウに保存でき、エッセンシャルグラフィックで作成したタイトルにドラッグ&ドロップで適用できます。

また、エッセンシャルグラフィックスのツール画面からプルダウンで作成したマスタースタイルを選ぶことも可能です。

これがテロップ入れに物凄く便利なので是非覚えておいてください。

 

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初心者でも簡単なテロップ入れは?

Premiere Proでのテロップ入れは

・レガシータイトル
・エッセンシャルグラフィックス

の2つですが
初心者にオススメなのはエッセンシャルグラフィックスでのテロップ入れです。

レガシータイトルはコピペしてテキストだけ変更するという事をしようとすると、意図していない箇所のテロップも変更してしまった…といった事も多いので使い勝手がよくないんですよね。

勿論レガシータイトルはテロップデザインに凝れるので適時使った方がいいんですけど、初心者は簡易的なエッセンシャルグラフィックスでのテロップ入れをやった方が簡単で間違いも起きにくいです。

 

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テロップ入れの流れ

ここでは初心者でも簡単なエッセンシャルグラフィックスでのテロップ入れの流れを紹介していきます。

1.デザインを決まる

先ずはデザインを決めましょう。
ここでは文字数をなんとなくでいいので横いっぱい使いながら装飾してみてください。

装飾は

・塗り
・ストローク
・背景
・シャドウ

の組み合わせで出来ます。

ボイステロップぐらいなら

・塗りとストローク
・塗りと背景

ぐらいでデザインしてもいいでしょう。
ちなみにストロークは+で追加する事で出来ますよ。

2.マスターテキストスタイルを作成

デザインを決めたらマスターテキストスタイルを作成しましょう。
これでデザインを保存出来るので、例えばですけど

・ボイステロップ
・演出テロップ
・説明テロップ

ぐらいの決まりを作ってからテロップ入れをしていきましょう。

作成したマスターテキストスタイルはエッセンシャルグラフィックスのツール画面からプルダウンで選択も出来ますし、プロジェクトウインドからテキストにドロップ&ドロップで適用出来るようになります。

3.テロップ入れ

マスタースタイルテキストを作成してしまえば、あとはテキストツールでテキストを打ち込んでテロップの種類に合わせてマスターテキストスタイルを適用していくだけです。

私のやり方としては

①テキストツールで作成したものを話終わっている所まで伸ばす
②ボイステロップ用のマスターテキストスタイルを適用
③カットしながら文字を打ち替えていく

という流れでテロップ入れをしています。

使用頻度の高いボイステロップ用のデザインからはじめて、演出テロップや説明テロップは後からスタイルを適用していく流れです。

決まりのデザインを作ってしまえば後は流れ作業なので、簡単に出来るでしょう。

脱初心者向け テロップにエフェクトをつける

基本のテロップ入れはエッセンシャルグラフィックスで簡単に入れられるでしょう。
初心者のうちはそれでいいのですが、テロップにエフェクト等も合わせて入れられるようになると演出の幅が広がっていきます。

Premiere Proのエフェクトでも簡易的にも付けられますが、少し凝った演出をしたい場合はAfter Effectsを使用しましょう。

エフェクトを付けたいテロップやクリップを選択して右クリックで

「After Effectsコンポジションに置き換え」

をすればAfter Effectsとのリンクコンポジションが作成されます。

バラエティっぽい編集になると使用頻度も多くなるんですけど、ビジネス系のYouTube編集だとあまり使わないですね。

ただこういったやり方も覚えておくと仕事の幅も広がるので興味があれば挑戦してみてください。

 

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最後に

動画編集

テロップ入れは動画編集の基本です。
最近ではクラウドソーシングで動画編集の仕事として「テロップ入れ」だけの案件も少なくありません。

Premiere Proでは動画編集ソフト単体でもデザイン性も優れたテロップを作成出来ますし、エッセンシャルグラフィックスを用いたテロップ入れは初心者でも簡単に出来ます。

時間のかかるテロップ入れの作業が早くなったら、それだけ時間単価も上げる事が出来るので効率の良いやり方でテロップ入れをしていきましょう。

少し慣れてきたらエフェクト演出も含めたテロップ入れにも挑戦してみてください。

 

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