動画編集で一番大変なのは
文字起こし
テロップ入れ
じゃないですか?
話していることに対して聞き取ってテロップにする。
単純な作業ですが、かなり時間と手間がかかってしまいますよね。
そんな大変な作業ですから、動画編集の依頼でも
「話している事には全部テロップ入れてください」
と言った注文も多いです。
最近、多くなったビジネススキル等のノウハウを発信する方なんかはテロップ入れが必須ですし
動画編集の仕事を受注するにも
自身で動画編集をして発信するにも
テロップ入れの作業が簡単に出来れば本当に助かりますよね?
実は
動画を読み込むだけでテロップを作成してくれる
そんな夢のようなソフトがあるんです。
「そんな便利なソフトはお高いんじゃないですか?」
そう思ってる方もいるかと思いますが
この記事で紹介するソフトは「無料」です。
今回、紹介するソフトを利用する事でテロップ入れの時間が大幅に減少して作業効率の向上につながるでしょう。
テロップ入れ自動ソフトVrewとは?
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.31.35.png?resize=1024%2C577&ssl=1)
動画を読み込むだけでテロップを自動で作成してくれる夢のようなソフトは「Vrew」
Vrewは人工知能を活用した動画編集プログラムです。
動画ファイルを音声認識してくれてテキストに変換、テロップを自動で作成してくれます。
Vrewの使い方
1. Vrewを実行して、メニューから「新しい動画で始める」をクリックします。
2. mp4 または mov 拡張子の動画ファイルを選択すると音声分析が始まります。
音声分析が完了すると、動画のサムネイルと音声認識で生成したスクリプトが表示されます。
サムネイルとスクリプトで構成されるピースをVrewでは「クリップ」と言います。
3. 編集中に「プロジェクトを保存」をクリックすると、
分析結果や編集内容が .vrewファイルとして保存されます。
後で「プロジェクトを開く」をクリックして、.vrew ファイルを読み込むと
音声分析を待たずにすぐ編集に着手できます。
音声分析されたものを編集
自動でテロップが入るのですが、任意の場所で分割及び結合が行えます。
字幕に合わせてカット編集が出来るので便利ですね。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/07/eye_catch_020.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
Vrewの良い点
このVrewはかなり便利なソフトなんですが、特に良いなと思った点を紹介します。
無音部分を自動でカットしてくれる
喋りの間を自動でカット編集してくれるなんて、とても優秀です。
手作業でジャンプカット編集するのも地味に時間がかかりますからね。
最長区間が1秒なので1秒までの喋りの間は自動でカット出来ます。
テロップデザインはどうか?
基本・背景・輪郭・影
とテロップの装飾は4つ選べる感じですね。
基本は何も装飾なし
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.48.07.png?resize=1024%2C574&ssl=1)
背景はテロップベースが付きます。
色と不透明度は選べますがテロップベースだけを大きくするなどは調節不可能。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.48.29.png?resize=1024%2C575&ssl=1)
輪郭はエッジが付きます。
色と太さは選択可能。エッジの上に更にエッジを付けるなどは調節不可能。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.48.21.png?resize=1024%2C577&ssl=1)
影はシャドウですね。
ドロップシャドウって感じではなくテキストから伸びてる感じのシャドウ。
しかし距離などは調節不可能。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.48.38.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
Premiere Proとの連携
文字起こししたものをPremiere ProやFinal Cutにエクスポートできます。
xml方式で書き出しをして
別の編集ソフトで読み込めばいいだけ。
テロップデザインの変更などはPremiere Proや他のソフトで出来るというのは本当に便利。
Vrew単体でもある程度のテロップデザインは付けられますけど、Premiere ProやFinal Cut Proがあるなら、そちらでテロップデザインを調節した方がいいですね。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/eye_catch_106.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
書き出しの種類は豊富
- テロップ入りの動画ファイル
- 字幕ファイル
- テキストファイル
- xmlファイル
- 透明背景の字幕付き動画
など書き出しの種類が多いので、他のソフトとの連携も可能。
透明背景の字幕付き動画は使い勝手がいいかもしれませんね。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-24-16.30.16.png?resize=606%2C756&ssl=1)
xmlファイルがテロップデザインの変更も出来るので一番いいですが
- Premiere Pro
- Final Cut Pro
- Davinchi Resolve
といったソフトじゃないと対応していません。
Vrewの気になる点
かなり使えそうなソフトですね。
これがあればテロップ入れは簡単♪
とは言え使用して私が気になった点を紹介します。
音声認識は万能ではない
アナウンサーレベルで話が上手い人はほとんど直す必要がないとは思いますけど
一般人が話してるレベルだと、それなりに手打ちで修正しないといけません。
とは言え、一から全部を話を聞きながらテロップを手打ちするよりかは全然楽です。
ボイステロップが多い動画編集ではこういったツールを導入するのは作業効率の向上になるのでオススメです。
他の機能は使えない
カット編集などの動画編集は出来なくもないですが、やはり他のソフトに比べると使い勝手はよくないです。
完全にテロップ入れのためのソフト
フィルターなんかも用意されていますが、使う機会あるのかな…って感じですかね。
あとはテロップにはアニメーションとか効果は入れられないです。
ただ音声認識からのテロップを自動作成は本当に優秀。
この機能があればいいんです。
![バラエティっぽいテロップ演出](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2020/04/eye_catch_111.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
まとめ
テロップ入れはとても優秀
でも音声認識は万能じゃないので話し方が下手だったり、収録がうまくいってないと認識が上手くいかないです。
使い方としては他のソフトとの連携を前提にテロップの素材を作成するために使用した方がいいでしょうね。
私もボイステロップ入れが多い作業の時にはVrewからxmlを書き出して作業する事が多いです。
ボイステロップ入れがメイン作業の時はVrewを使ってみてください。
作業効率向上は間違いなし!
![爆速テロップ入れ](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2021/05/eye_catch_v145.png?resize=320%2C180&ssl=1)