動画編集の基本についてのお話
動画編集のワークフローについて解説します。
どんな動画編集ソフトでも共通しますが基本は
- プロジェクトフォルダの用意
- 素材読み込み
- カット編集
- デザイン作り込み
- テロップ入れ
- BGM/SE挿入
- チェック
- 書き出し
こちらの工程で動画編集を行います。
プロジェクトフォルダの用意

動画編集を始める前にプロジェクトフォルダを用意します。
その中に下記フォルダを作成しておきましょう。
※フォルダの名称は任意です
- 素材(動画素材/画像/BGMなど)
- プロジェクト(動画編集ソフトのプロジェクトファイル)
- 書き出し(完成動画ファイル)
最低限このフォルダは用意しておきましょう。
他にも必要に応じて
- 参考(デザイン参考用動画など)
- ドキュメント(仕様書など)
これらを用意しておくといいでしょう。

私の場合は動画編集の際に
- Premiere Pro
- After Effects
- Photoshop
3つのソフトを使うのでプロジェクトフォルダ内に更に3つフォルダを用意しています。
プロジェクトフォルダを用意しておかないと素材管理がとても面倒です。
そして素材管理が作業効率にも繋がります。
素材読み込み
Premiere Proの素材読み込みの場合
プロジェクトフォルダを作成し素材をフォルダに格納できたら
そこから動画編集ソフトに素材を読み込みます。
動画素材・画像・BGMなど読み込みもフォルダごと出来る動画編集ソフトだと楽に行えます。
動画編集ソフトの素材の読み込みは
素材のある場所(ファイルパス)を覚えて参照する形になっています。
なのでプロジェクトフォルダを作成して素材をまとめておくことが重要なんですね。
読み込んだ後に素材ファイルの場所を変更してしまうと読み込めなくなるので注意してください。
カット編集

素材が準備出来たらカット編集です。
カット編集は素材の余計な部分を切り落として
必要な部分だけを動画に並べていく事を言います。
この際に倍速やスローなどの編集も行います。
デザイン作り込み

カット編集が終わったらデザインの作り込み。
カラコレ(色調補正)、ワイプ加工、オープニング、エンディング
カット編集で並べた動画素材に対してエフェクト加工やスケール調整
ズームなどを行います。
必要に応じて動画編集ソフト以外の画像加工ソフトを使う場合もあります。
テロップ入れ

デザインの作り込みが終わったらテロップ入れ。
この工程が一番時間がかかるかもしれません。
動画編集ソフトによっては自動文字起こし機能がついているので多少は楽が出来ますが
このテロップ入れ作業で動画編集の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。
テロップには
- ボイステロップ
- 演出テロップ
- サイドテロップ
など複数の種類があります。
これらを組み合わせて良い動画を作りましょう。
BGM/SE挿入

動画の画の部分が完成したら音の部分の調整を行います。
テロップに対しての効果音を入れたり
全体にBGMを挿入したり
音を加えることで動画の雰囲気が全然変わってきます。
この工程はカット編集やテロップ入れが終わった後で行いましょう。
カット編集をやり直すと音のタイミングも全部変更しなきゃいけないので
二度手間にならないように最後の工程にした方がいいです。
チェック

ここまで編集が行えたらしっかりとチェックをしましょう。
- テロップの誤字脱字がないか
- カットのタイミングはミスがないか
- 音のタイミングは合っているか
- 共通するテロップの位置はズレていないか
- テロップが見切れていないか
- 色調補正は全体を通してマッチしているか
などなど編集内容に合わせてチェックをしていきましょう。
チェックに関してはフルスクリーンにするなどして
抜け漏れがないようにしっかりと行ってください。
書き出し

最後に書き出しです。
書き出しにはコーデックや拡張子に気を付ける必要があります。
動画編集ソフトのデフォルト設定で基本は大丈夫だったりしますが
その辺の基礎知識を身につける事が重要になるので
動画編集の初心者は動画の基礎知識についても身につけていきましょう。
最後に

動画編集の基本ワークフローは以上です。
カット編集をしながらテロップ入れたり
その度に効果音入れたり
とやっていくと
非効率な動画編集になってしまいます。
完成形を見据えて逆算しながら動画編集を行っていきましょう。














