動画編集の基本であるカット編集。
動画編集の初心者はカット編集だけでも大変だったりしませんか?
私も動画編集を始めた頃は基本のカット編集だけでもの凄く時間がかかった覚えがあります。
私のTwitterのDMにも動画編集の質問でカット編集のコツも聞かれることもあり、今回は動画編集の初心者に向けて動画編集の基本であるカット編集のコツとよく使われる編集技法をお伝えしようと思います。
カット編集のコツは
- オーディオ波形を見ながら編集すること
- 演出を考えながら編集すること
この2点です。
あとは
- 反復して操作を早くすること
ショートカットキーを使用することで手数を減らし、動画編集を素早く行うこと
こちらも動画編集をしていくうえで大事になってきます。
動画編集の初心者の方、これから動画編集を始めたい方は参考にしてみてください。
カット編集のコツ
動画編集の基本であるカット編集。
カット編集とは適切な個所で動画をカット、不要な個所を切り捨て、別のカットと繋げることです。
オーディオ波形を見ながら編集
カット編集は動画にとって不要な個所を取り除く、動画に必要な個所だけを切り取ってもってくることが出来れば良いのですが、セリフや音声に合わせてカットすることが多いです。
そのためにも音を視覚で確認できるオーディオ波形を見ながら編集する事が大事になります。
動画編集ソフトは多くの場合、オーディオ波形を見ることができるので、オーディオ波形を見ながら動画編集するとカットするタイミングをつかみやすくなります。
また編集時ではセリフや音声に合わせてカット出来ているように思えても、パソコンのスペックによってはプレビューに遅れが生じてしまっている事があるので、オーディオ波形を確認しながら編集する癖はつけておいた方が良いでしょう。
演出を考えながら編集
単純なトークをカットするなら不要な個所をカットしていく、必要な個所を持ってきて繋いでいくというだけで良いのですが、多くの動画編集では演出を考えながら編集する必要があります。
編集技法を用いた動画編集では特別にエフェクトを使用しなくても動画の意味を伝えることができるので、演出を考えながら編集していくようにしましょう。
そのためにも基本的な編集技法は覚えておきましょう。
オーディオ波形を見ながら編集すること
演出を考えながら編集すること
編集技法
動画編集では映像の意味をより観ている人に伝えるために様々な手法が用いられます。
普段から目にする動画にも用いられています。これを気に基本的な編集技法も身につけて、動画編集のクオリティをアップさせていきましょう。
ジャンプカット編集
同一カットで時間が長い場合はテンポよく見せるためにクリップ間をカットして繋げることをジャンプカットと言います。
時間経過や行動を見せるためにジャンプカット編集を用いてみましょう。
クロスディゾルブ
時間経過はクロスディゾルブも有効。
クロスディゾルブは前後のカットを重ねて徐々に切り替わるものです。
ジャンプカットと違い、全くの別カットの場合の時間経過の表現に用いられることが多いと思います。
カッティングオンアクション
アクション途中にカットして別アングル等のアクションカットを挿入する。
複数カメラがあることが前提ですが1つのカメラでもアクション途中にカットしてズームしたものを繋げるのも同じ手法です。
YouTubeerだとリアクションを大きく見せる場合などに多く使われていますよね。
Jカット&Lカット
前後のカットで画と音声のカットのタイミングをずらす手法です。
編集のタイムラインの形からJカット、Lカットと呼ばれています。(下の図を参照)
場面転換をスムーズに行ったり、カット頭やカット尻の画が良くない場面で用いたりします。
動画編集を素早くするために
カット編集のコツと編集技法を理解できたら、後はそれを素早く行えるように頑張りましょう。
動画編集というのはどうしても時間がかかってしまうので、一つ一つの操作を早く行えるようにしないと、後々つらくなります…。
素早く行うためには反復して慣れることが大事ですが、一番大切なのは
ショートカットキーを使用して手数少なく、編集が行えるように工夫することです。
編集ソフトによってはショートカットキーが使用できなかったりしますが、プロ仕様のソフトをはじめ、パソコンでの動画編集ソフトの多くはショートカットキーを設定できるようになっているので自身が使用する動画編集ソフトを確認してみてください。
私が使用する動画編集ソフトはPremiere Proですので、Premiere Proを使用する方はこちらも参考にしてみてください。
最後に
動画編集は時間がかかるものですから、動画編集のコツを掴んで少しでも効率的にやっていきたいですよね。
オーディオ波形を見ながら、演出を考えて編集するだけでも動画編集はやりやすくなりますよ。
後は場数を踏んで慣れていくことで作業時間も早くなっていきますので、どんどん動画編集をやっていきましょう。
動画編集を仕事にするにも趣味でやっていくにもカット編集の基本とコツ、編集技法は大切になっていくので少しでも参考になれば幸いです。
今回は基本的なカット編集と編集技法についてですが、これと合わせて撮影技法や様々なエフェクトを組み合わせると動画編集はもっと面白くなるので、慣れたらエフェクトも使用した動画編集にチャレンジしてみましょう!