映像業界・キャリア

映像制作・動画編集 どんな人が向いているの?

映像制作はどんな人が向いているのか?

映像制作歴10年
映像制作の会社に入ってから8年
最初の会社では3年程いましたが、私の部署に入ってきた後輩で残ったのは0人最短で辞めたのは2週間そんなすぐに辞める奴なんているわけない、ネタでしかないと思っていましたが、身近にいた時には驚きました。

転職後の会社は全員が全員辞めてしまうことはなくなりましたが、それでも入社して1年から2年の間に辞めてしまう人は多くいます。

少なくとも映像制作の仕事をしたいと思う人は映像のことに興味があって就職するとは思うのですが、多少興味があったぐらいでは入ってきてから辞めてしまうのが現状です。

(会社自体がブラック企業なのか?映像制作の仕事とは言え新人にそこまでの働かせてはいなかったし、定時過ぎには帰らせていたはずなのですが…)

すぐ映像制作の会社に入ってもすぐに辞めてしまう人、続ける人、伸び悩む人、活躍する人色んな人を見てきた私が映像制作はどんな人が向いているのかを教えます。

映像制作に興味があっても自分が向いているかわからなくて、やってみることができないという方や将来、映像の仕事をしてみたい方は参考にしてみてください。

 

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映像制作に向いている人

  • 映像が好きな人
  • ものづくりが好きな人
  • 勉強熱心な人

映像が好きな人

正確に言えば

映像が好き→映像作品を多く見ている

ということです。
映像が好きで、映像作品を多く見ている人は映像制作に向いています。当然ながら映像が好きではなければ、映像制作には向いていません。

多くの映像作品を見ている人は演出のセンスが磨かれています。

というのも映像制作の演出は過去に見たものの作品の表現を模倣したりアレンジしていることが多いからです。また既存のものの組み合わせで新しいものが生まれることがあるので、多くの作品を見ていることは武器となります。

ものづくりが好きな人

ものづくりが好きな人という中でも

こだわりをもって作ることができる
時間が許されるならいつまでも作り続けることができる

という方は映像制作に向いていると言えます。
映像制作の仕事は作業量が多いです。多くの作業量でも苦がなくやり続けられる人の方が向いているでしょう。
時にはクライアントのチェックが通らない、毎回言ってくることが違うなど無限ループに陥ることもあり得ますので、何度でもより良いものを作っていこうと思える人でないと続けられないこともあります。

勉強熱心な人

映像制作の分野は日々進歩しています。4K映像が普及したり、VRが流行ったり。そういった新しいものを常に勉強していかなければ映像制作の仕事は続けていけないでしょう。

映像制作に使うソフトも新しい機能が増えていきますし、場合によっては全く新しいソフトを使うようになります。常に新しい技術と表現方法を学び続けられる、勉強熱心な人は映像制作に向いています。

この点に関しては映像制作に限らず、全ての分野において大切なことですけどね。向上心をもって取り組み続けられるかどうかというのは仕事だけでなくスポーツや趣味においても上達するかしないかの分かれ道と言えますね。

 

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ディレクターかプロフェッショナルか

映像制作といっても企画、撮影、編集までの全てを携わりたい現場に出る人と、常に編集やCGなど一部分を請け負うプロフェッショナルと二通りあります。

現場に出る方が向いている人は将来的には監督、ディレクターになっていきますが、ディレクターとプロフェッショナルが向いている人では向いている要素が若干違ってきます。それでも基本的な部分は上で説明している通り

  • 映像が好きな人
  • ものづくりが好きな人
  • 勉強熱心な人

その上でどういう人がディレクターに向いていて、どういう人がプロフェッショナルに向いているのでしょうか?

ディレクターに向いている人

  • スケジュール管理が得意
  • 映像作品を作りたい

スケジュール管理が得意

現場に出るということは企画から完成まで携わるのでスケジュール管理能力が必要になってきます。キャリアのスタートはADさんのようにロケハンから撮影の準備や編集所の立会いまで全てのことをこなしていかなくてはなりません。

そして映像を作るには多くの人が関わっているため、全体のスケジュールを上手く立てなくてはならず、遅れが出ている場合はその都度、修正していかなくてはならないのです。その辺の作業も苦でない方は現場に出るのが向いているでしょう。

映像作品を作りたい

職人タイプになると映像の一部分だけだったり、映像作品の中の数カットの編集、加工をしていくことが多くなっていきます。プロフェッショナルな仕事で素晴らしいですが、映像作品全体を通して作品に携わることが少ないため、映像作品を作りたいというこだわりがある人は現場に出て、将来的に監督やディレクターを目指す方が良いでしょう。

プロフェッショナルに向いている人

これはシンプルに向上心を持って、1つの分野を極めることが出来る人です。

映像作品の中の数カットでも構わない、CGのアニメーションだけ作っていたい等、どこまでも自分の分野をひたすら極められる人が向いています。

CGで言えばアニメーター、モデラーと言って細かい分野に担当が別れていますし、コンポジットと言ってCGを完成形まで合成や調整をする人もいます。

プロフェッショナルとして1つの分野を極める気がある人出ないと、繰り返しの似たような作業だったり、長時間の同じ作業に耐えられないと思います。

なので映像が好きで尚且つ、その中の1つの分野が好き長時間の作業にも耐えられる人がプロフェッショナルに向いています。

まとめ

映像制作に向いている人について説明してきましたが、結局は映像制作が好きな人が一番映像制作に向いています。

好きだからこそ苦労があっても乗り越えられることができますし、好きだからこそ進んで勉強もします。

映像制作っていうのは働いている私からしたら、ものすごく楽しいですが、一般の方が思っている50倍大変です。(あくまで私の主観ですが)

趣味ならともかく映像制作でお金を稼いでいくとなるなら本当に覚悟しておいた方が良いですよ。(と言ってもやる気があると言える人は向いていると思います…笑)

例え能力が今は足りていなくても仕事で1年もすれば知識もスキルもついてきて楽しくなってきますので、映像が好きなら映像制作の仕事をしてみませんか?

 

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