今日はPremiere Proの音量調整のやり方について簡単に紹介します。
- オーディオクリップミキサーでクリップ毎に調整する
- クリップ毎にオーディオゲインを調整する
- オーディオトラックミキサーでトラック毎に調整する
- エッセンシャルサウンドのラウドネスの自動一致にチェックを入れる
Premiere Proでの音量調整は基本的にこの4つのやり方でいいんです。
その中でもオススメなのが
オーディオゲインの調整の中のノーマライズ
何故オススメかと言うと音を聞きながら細かい調整しなくてもなんとなくバランスが取れてしまうからです。
完全にズボラな人向けですけど簡単な音量調整はこれで十分ですね。
オーディオゲインのノーマライズ
オーディオゲインはオーディオクリップを右クリック
またはショートカット(デフォルトだと)Gで開けます。
ノーマライズとは、音量正規化の事でオーディオファイルの音量のピーク値が指定した値になるように増幅する処理のことです。
簡単に言えば指定した値に統一してくれる処理のこと。
オーディオゲインの目安
ではどんな値に統一するのがいいのか?
一般的に
・音声= -5dB
・音楽(BGM)= -24dB(-15dB)
・効果音(SE)=-5dB
ぐらいが目安と言われています。
全てのピークをノーマライズを使って目安の値に調整すれば簡単に音量調整が出来てしまうわけですね。
私の場合はトラック毎に
- 音声
- BGM
- 効果音
と分けたうえで
全部の音を一度0dBでノーマライズしてからトラックミキサーで調整したりもします。
どちらの方法でも音量の均一化は簡単に出来るので
やりやすい方法で音量調整してもらえればいいです!
書き出しの際のラウドネス
ノーマライズでとても簡単に音量調整が出来ました。
目安の値にノーマライズするだけなのでとても簡単ですね!
しかし、このままだと普段視聴している動画と比べて音量が大きく感じてしまいます。
テレビ番組はラウドネス-24LUFSという放送基準に統一れているからです。
ノーマライズの時の基準の値だとラウドネスの基準に比べて音量は高いということです。
ここでややこしいのはラウドネス-24LUFSは-24dBではないということ…。
同じ音の世界なんだから統一の値を使ってくれよと思うところはあるのですが、そこはそういったものなんだと納得してください。笑
Premiere Proではレンダリングの際にラウドネスの正規化というエフェクトがあります。
レンダリングの際にチェックを入れるだけなので簡単ですよね。
YouTubeのラウドネス
ちなみにYouTubeは動画をアップロードした際にラウドネスの正規化がされているようです。
YouTubeにアップしている動画の音の大きさがバラバラだったら連続で視聴する際は音量調整をいちいちしなきゃいけなくりますからね。
なのでYouTubeにアップ目的であれば自分でラウドネスの正規化は行わなくてもいいですが、アーカイブとして手元に残しておく動画データの音量を整えておきたいなら使ってみてもいいと思いますよ!
私は基本的にラウドネス正規化を行なっています。
まとめ
Premiere Proでの音量調整はノーマライズを使って目安の値に調整しましょう。
動画編集 音の目安
・音声= -5dB
・音楽(BGM)= -24dB(-15dB)
・効果音(SE)=-5dB
簡単な音量調整ですが、これだけでも聞きやすさはかなり変わってきます。
本格的な音量調整までやると大変ですけど、これくらいならあなたにも出来るはず!