今回は標準エフェクトだけでアニメっぽい電撃エフェクトの作り方を紹介です。
アニメ表現の稲妻や電撃はTrapcodeのMirを使用したものが有名なのですが、今回は標準エフェクトだけでそれっぽいものを作成していきます。
アニメっぽい電撃はシェイプレイヤーに
タービュレントディスプレイス
波形ワープ
この2つのエフェクトの組み合わせでできます。
STEP1.タービュレントディスプレイスで基本形を作る
先ずは新規平面もしくはシェイプレイヤーで横長の長方形を作成します。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.04.39.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
そしてタービュレントディスプレイスで電撃を作成したいので
うねりが動くように量と展開にエクスプレッションを打っておきましょう。
量=random(20,80)
展開=time*50
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.07.37.png?resize=682%2C580&ssl=1)
別にここの個所はエクスプレッションがなくても成立するのですが、ディティールアップのためにやってます。
このままだと形が丸みがあるので電撃っぽさが足らないですが、基本形はこれで良いです。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.07.11.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
STEP2.波形ワープで稲妻っぽくする
基本形が出来たら波形ワープのエフェクトを付けていきます。
波形の種類は三角形
波形の高さと幅は見た目、良い感じに
高さ:55
幅:100
にしておきましょう。
見た目はかなり電撃っぽくなってきました。
後は動きを付けるためにフェーズにエクスプレッション
フェーズ=time*-10
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.10.56.png?resize=650%2C574&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.10.27.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
STEP3.複製&調整
先ほど稲妻っぽくしたレイヤーを複製します。
ここではシェイプを細くして
波形ワープを複製します。
波形の種類をのこぎり波に変更。
方向をいじることで途切れている電撃になりました。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.15.38.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
このように太さと波形ワープを変更したものをいくつか重ねてみましょう。
今回は4つ作成しました。
これら電撃素材に色とグローを適用
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.20.24.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
後は用途に合わせて動きにアニメーションをつけましょう。
複数のレイヤーに同じ動きを付けたい時は親とリンクを使いましょう。
今回は横に流れる電撃エフェクトにしたかったのでヌルに横に流れるアニメーションのキーフレームを打ってリンクつけました。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.22.05-scaled.png?resize=2560%2C288&ssl=1)
別パターン作成 中央から発生する電撃
アニメっぽい電撃の表現として別パターンも作成してみます。
基本は先ほどと一緒ですが中心から発生するようにアニメーションをつけました。
ちなみに今回は平面に楕円エフェクトをつけてシェイプレイヤーの代わりに使用してます。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.27.15.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
1つ作成できたら複製してトランスフォームで角度を変えましょう。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.28.32.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
これはこれで使えそうなエフェクトになりましたね。
ニュータイプのピキーン的なエフェクト
更に応用してニュータイプのピキーン的なエフェクトも作成してみます。
シェイプレイヤー=スター
パスのウィグル
そして今回何度も使っているタービュレントディスプレイスと波形ワープを適応。
最後にCC Lensを使用するとこんな感じ
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/スクリーンショット-2019-12-09-0.46.12.png?resize=1280%2C720&ssl=1)
まとめ
シェイプにタービュレントディスプレイスと波形ワープの組み合わせでアニメっぽい電撃表現はできますね。
あとは調整レイヤーでポスタリゼーション時間でフレームレート15にしてコマ落ち表現すれば、よりアニメっぽい表現になりますよ。
フリー素材ダウンロード
今回は紹介した電撃素材を配布します。
色とグローは外したものですので、お好みで色を変更してみてください。
黄色系もそうですが青系の色も良い感じになりますよ。
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/12/eye_catch_071のコピー.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
フリー素材 利用規約
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![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/11/eye_catch_122.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/goldeza.com/wp-content/uploads/2019/10/eye_catch_056.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)