動画編集で副業をしていく中で、初心者が必ず思うことがあります。
それは
作業量の割に安くない?
ということ
動画編集の副業は案件も増え続けており着実に稼げる副業ではあるのですが、年々動画編集の相場が安くなっている傾向にあります。
特に初心者でも出来る動画編集の仕事では報酬が一本1000円未満のものも少なくありません。
「動画編集で稼げるって聞いたのに嘘じゃねぇか!」
って思ったことがある人も一人や二人ではないでしょうね…
今回は動画編集の副業する際に単価を上げるために出来ることを紹介します。
私自身、動画編集の案件ではクラウドワークスやランサーズの相場の倍近い金額で受けることが普通になっています。
単価を上げるために出来る事は
・実績&アピール
・人脈拡大
・付加価値の提供
この3つです。
動画編集の相場
動画編集の一般的な相場
仕事内容:単純なカット編集+テロップ入れ
・クラウドソーシングの場合(クラウドワークス・ランサーズ)
→10分 3,000円~
・動画制作会社
→10分 50,000円~
クラウドソーシングサービス クラウドワークス・ランサーズでの動画編集の相場は大体10分で3,000円~10,000円ぐらい。
これはプロの動画編集の相場から言えば10分の1以下だったりします。
もちろんクライアントの要望によって費用は変わってくるでしょうが、プロレベルのアマチュアがやるにしてもかなり安めの設定になっています。
副業レベルなら全然問題ないですけど、フリーランスでクラウドソーシング主体に受注している人は生活できているんだろうかというレベル。
たまにTwitterで
フリーランスで動画編集してます
クラウドワークス等で受注してます
という人を見かけますが、本当にフリーランスとして仕事してるのでしょうか…。
私自身、本業でも動画編集・映像制作をしていますが、副業で動画編集・映像制作を始めた当初は単価が低いことに大変驚きました。
ちなみにプロの相場は以下のようなサイトで確認出来ます。
プロの業者に頼む相場を確認したいなら
【映像制作】業者を無料で見積比較できる一括.jp
「プロなのだから仕事も集まるし、良い金額で受けられるだろう…」
なんてことを思っていましたが、現実は甘くありませんでした。
しかし、少しの工夫をしてみると仕事が勝手に入ってくるようになり、単価も上がっていきました。
今回は私が動画編集の単価を上げるためにしたことを紹介します。
ちなみに私が現在、副業で動画編集を受けるときの単価は
10以内の動画編集:10,000円~
結婚式ムービー:10,000~50,000円
簡単なプロモーション動画制作:30,000~100,000円
となっています。
もちろん作業内容によって変わってきますが、クラウドワークスやランサーズに比べると高い金額で仕事を受注できるようになりました。
単価をあげるための工夫
それは
・実績&アピール
・人脈拡大
・付加価値の提供
という3点になります。
実績&アピール
実績は無料制作で作り出すフリーミアム戦略で積み上げましょう。
最初は無料で動画編集しますよといって動画を作ったり、SNSで知り合った方や知人に頼まれたものをプロクオリティで手を抜かずに作成しましょう。
クラウドソーシングで簡単に受注できるコピペレベルの動画編集で小銭を稼ぐより、無料でもスキルを伸ばせる動画編集をした方がいいです。
そして無料で作成する代わりに実績としてアピールさせてもらえるようにします。
場合によっては作成した人に宣伝をお願いするのもいいですね。
もちろんスキル的に十分であれば無料でなくてもいいですよ。
商用、非商用に作成したものに関わらず、自分が作成したものをアピールしていくことが大事です。
フリーミアム戦略で制作実績とアピールをしましょう
人脈拡大
人脈拡大は仕事の流入につながります。
私も知人の知人の結婚式ムービーも数多く手がけてきました。
結婚式ムービーはココナラなどは競争率高い上に、受注のために単価を安く設定せざるをえませんが、知人の紹介では受注のための努力は少なく単価も高く設定出来ます。
高くと言ってもあくまで適正価格内ではあるんですけどね。
業者さんよりかは安く設定はしてますし。
結婚式ムービーの例のように人脈があれば仕事を紹介してもらえるんですね。
とは言えリアルな人脈だけでは安定的な仕事受注が出来ないという事もあるでしょう。
そう言った方は
Twitterを利用する
ようにしましょう。
Twitterで作例などのツイートや動画関係のツイートをしていると仕事依頼のDMが来るようになります。
そして直接依頼してくる方は単価が高い傾向にあります。
Twitter上での交流がある方は特にそうですね。
信頼されているからの価格だと言えるでしょう。
そう言った人脈を作れるのもTwitterの利点ですので、単価を上げるためにもTwitterを利用するのはいいでしょう。
人脈拡大して仕事を紹介してくれる人を増やしましょう
Twitterを利用すれば仕事受注の可能性が広がります
付加価値の提供
動画編集といってもスマホだけで完成できる簡単なものから、CGを使用したりモーショングラフィックを用いた複雑なものまであります。
動画編集で副業する上ではカット編集とテロップ入れが出来れば問題ありません。
しかしながら、初心者でもできる作業であるために単価はどうしても安いです。
そこで初心者では出来ない編集が出来るようにしましょう。
具体的にどうすればいいのか
それは
After Effectsを使えるようになる
ということです。
モーショングラフィックを作成するのに、一番扱いやすいというソフトですし、多くのプロが使用しているソフトでもあります。
After Effectsを用いた編集をするだけでクオリティがかなり高くなります。
私の場合、継続的な依頼に関しては動画編集に加えてモーショングラフィックによるアイキャッチの作成も行うことが多いです。
簡単なカット編集だけではなく、初心者では難しいモーショングラフィックでのアイキャッチをセットにすることで、一本当たりの単価が高くなって収益も上がりました。
私の場合はモーショングラフィックと、それに伴った動画編集のクオリティというという付加価値をつけることで単価アップが出来ています。
Premiere Proで動画編集をしている方は私と同じようにAfter Effectsも使えるようになるだけで、他の動画編集者と差をつけることが出来るでしょう。
Premiere ProをAdobe Creative Cloudコンプリートプランで使用していればAfter Effectsも追加費用なしで使用できますし、操作内容も通じるところがあるので習得も楽ですよ。
After Effectsで素人では真似できない動画編集をしましょう
それが付加価値として評価されます
クラウドソーシングサービスは使えない?
単価を上げていくなら
クラウドソーシングサービスは利用しない方がいいです。
どうしてもクラウドワークスやランサーズだと相場以上の単価で受注は出来ません。
発注側が値段を提示して、その金額内で作業してくれる人を探していますからね。
中には金額交渉で報酬をあげてもらうことも可能ですが、単価を上げるための工夫が出来ていれば仕事は探さなくても依頼されるようになります。
依頼されるものは単価も悪くない傾向にありますね。
中には失礼な方、相場を一切理解されていない方などもいますが…。
安定して受注出来ないうちは自ら案件を取りに行くことが必要になりますから、そういった段階ではクラウドソーシングサービスは使用するべきです。
しかし、そこから単価を上げるための工夫をしていかなければ体力的にも厳しくなっていくでしょう。
最後に
動画編集での副業は安定的に稼ぐことができる副業だと言えます。
クラウドソーシングサービスを利用するだけで仕事には困らないですしね。
しかし、良い副業ということもあって、動画編集を始める方が増えてきています。
数の増加は単価の低下につながるので、現状維持では収入は下がっていくことでしょう。
しかし自分の努力次第で単価も上がっていくうえに、仕事を取るのも大変楽になります。
動画編集で副業をするなら、慣れてきたと感じたら単価を上げるための努力をしましょう。
相場に縛られずにあなたのスキルに応じた金額をもらえるようになりますよ。