深夜作業のお供であるエナジードリンク
私のような動画編集者で夜遅くにも作業される方は愛用しているしているのではないでしょうか?
しかし
「エナジードリンクは太る」
だとか
「海外でカフェイン中毒で死亡しているから危険だ」とか言われたりします。
私自身、エナジードリンクを控えてから痩せた実績があったので
エナジードリンク=太る
と思っていましたがそれは間違いでした。
一日に4本飲んでいたので完全な飲みすぎだっただけです。
エナジードリンクには疲労回復と眠気解消の効果を期待できる成分が含まれています。
しかし飲みすぎると肥満や最悪の場合は死に至ることもあります…。
日頃からエナジードリンクを愛用している方に
この記事でエナジードリンクの効果と副作用を確認していただければと思います。
エナジードリンクって何?栄養ドリングとの違いは?
まずカテゴリとしては
エナジードリンクは炭酸飲料(清涼飲料水)
栄養ドリンクは医療部外品
となっています。
エナジードリンクと栄養ドリンクの大きな違いは配合成分!
医療部外品の栄養ドリンクには「タウリン」が含まれています。
タウリンはアミノ酸の一種でホメオスタシス(恒常性維持)作用があるので
身体のバランスを戻すという働きによって、強い身体にする成分と言えます。
清涼飲料水であるエナジードリンクには「タウリン」の代わりに「アルギニン」が入っています。日本だと「合成タウリン」配合ですと医薬品になり厚生労働省の認可が必要になるのですが、海外では「合成タウリン」が配合されているエナジードリンクもあります。
※海外のレッドブル等はタウリン配合
アルギニンもアミノ酸の一種で、血流改善・成長ホルモンの分泌といった作用があると言われています。
医薬部外品の対象になる成分を使わずに
栄養ドリンクと似た効果を狙っているのがエナジードリンクですね。
代表的なエナジードリンク
エナジードリンクとして代表的なのは
「レッドブル」と「モンスターエナジー」
両社ともエクストリームスポーツやeスポーツのスポンサーになっていることもあり多くの人に認知されているエナジードリンクです。
レッドブル
翼を授けるで有名なレッドブル
主な成分量は以下の通り
レッドブルの主な成分量(100mlあたり)
成分 | 含有量 |
アルギニン | 120mg |
カフェイン | 32mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンB6 | 2mg |
ビタミンB12 | 2μg |
ナイアシン | 3mg |
パントテン酸 | 2mg |
モンスターエナジー
レッドブルと共にエナジードリンクといえば名前が挙がるモンスターエナジー。
主な成分量は以下の通り
成分 | 含有量 |
L-アルギニン | 125mg |
カフェイン | 40mg |
ビタミンB2 | 0.7mg |
ビタミンB6 | 0.8mg |
ビタミンB12 | 1~6μg |
ナイアシン | 8.5mg |
D-リボース | 125mg |
高麗人参 | 82mg |
L-カルニチン | 29mg |
エナジードリンクの効果
エナジードリンクは医薬品ではないので「効能」を謳うことはできません。
しかしエナジードリンクに疲労回復や眠気解消の効果を期待して飲用している方が多いと思います。
そこで公式的には「効能」は宣伝できませんが含有成分からどのような効能があるかみていきましょう。
期待している疲労回復や眠気解消の効果はあるのでしょうか?
アルギニンの効果
アミノ酸の一種であるアルギニンには以下のような効果があると言われています。
- 筋肉増強
- 免疫機能の向上
- 血流改善
- 生殖機能の改善
アルギニンの効果をみると、かなり効きそうな感じがしますね。
ちょっと体調が悪い時に飲んでもいい気がします。
カフェインの効果
カフェインには以下のような効果があると言われています。
- 眠気を防止
- 疲労感の解消
- 脂肪分解酵素の活性
疲労回復や眠気解消の効果はカフェインが担っている部分が大きいです。
ビタミンB群の効果
ビタミンB群は身体の機能を保つための必須微量栄養素となっています。
主な効果は炭水化物や脂肪など代謝促進と言われています。
効率よくエネルギー化してくれるということですね。
エナジードリンク比較 おすすめは?
エナジードリンクとして代表的な「レッドブル」と「モンスターエナジー」の成分量を比較してみました。
成分 | レッドブル | モンスターエナジー |
L-アルギニン | 120mg | 125mg |
カフェイン | 32mg | 40mg |
ビタミンB2 | 0.09mg | 0.7mg |
ビタミンB6 | 2mg | 0.8mg |
ビタミンB12 | 2μg | 1~6μg |
微々たる差ですがモンスターエナジーの方が数値は高めですね。
効果を追及して飲用するならモンスターエナジーがおすすめでしょう。
しかし微々たる差なので好みかなとは思います。
エナジードリンクの副作用
エナジードリンクは普通に飲むのであれば副作用はありません。
ただし、飲みすぎは危険です。
過剰摂取によって問題になるのは
糖分とカフェインです。
糖分は肥満の原因にすぎませんが
カフェインの過剰摂取はカフェイン中毒を起こし
最悪の場合、死に至ります。
飲みすぎると太る?
他の清涼飲料水と糖分は同程度なのでエナジードリンクだから太るというわけではありません。しかし寝不足が続いたり、疲労が抜けないとエナジードリンクに頼りがちになって、ついつい飲みすぎてしまいますし
徹夜作業で夜食を一緒にとってしまい、夜食が原因で太るのにも関わらずエいナジードリンクは太るというイメージがあるのだと思われます。
エナジードリンクに限らず、ジュースの飲みすぎは肥満の原因になるので気を付けてください。
カフェイン中毒
成人の場合
カフェインを1時間以内に体重1kgあたり6.5mg以上摂取すると危険とされています。
60Kgの人の場合 60×6.5=390㎎ 以上の摂取が危険
レッドブルの場合
1本185ml カフェイン59.2mg
1時間に6.5本以上は危険
モンスターエナジーの場合
1本355ml カフェイン142㎎
1時間に2.7本以上は危険
自身の体重も考慮しながら摂取量を考えないと本当に危険です。
海外では少女がエナジードリンクの飲みすぎで死亡した事例があります。
1日に1~2本が目安量として認識しておいた方がいいです。
最後に
深夜作業のお供として愛用してきたエナジードリンク
エナジードリンクのネガティブなイメージはいずれも飲みすぎによるものでした。
副作用があるのか気になっていた方もこれからは正しい認識で飲用できるのではないでしょうか。
疲れていたり、深夜作業の際は
適量を守ってエナジードリンクを飲んで乗り切っていきましょう。