集中線エフェクト
YouTubeでもよく見かけるエフェクトの作成の仕方です。
After Effectsの標準エフェクトのみで約10分で作成できます。
今回はHDサイズよりも大きめに作成して集中させたい個所を中心以外にもできるように作成していきましょう。
Contents
STEP1.コンポジションと平面を作成
今回は大きめに作成するということでコンポジションサイズは
3500×3500
デュレーションは150フレームでいいでしょう。
平面もコンポジションサイズと同じものを作成しましょう。
STEP2.フラクタルノイズで線を引く
平面にフラクタルノイズのエフェクトで線を引きましょう
エフェクト/ノイズ&グレイン/フラクタルノイズ
トランスフォームの縦横比を固定のチェックを外して
スケールの高さを10000まで上げてみてください。
スライダーは600までなのに打ち込めば10000まで上げられるんですね。
コントラストは450
明るさは-75
この辺はお好みで変化させてください。
STEP3.中心から伸びる線に
フラクタルノイズで線幅が様々な線が引けたらそれを中心から伸びる線に変化させます。
使用するエフェクトは極座標
エフェクト/ディストーション/極座標
長方形から極線へ
これで中心から伸びる線になりますね。
少し画面の端っこも丸く切れているので平面のスケールを大きくして誤魔化しますかね。
STEP4.中心をマスクでくり抜こう
マスクの作成は何通りもあるので、やり方は何でもいいですが今回はトラックマットを使いましょう。
シェイプレイヤーで円を書きブラー(ガウス)でぼかし
トラックマットでアルファ反転すれば中心が抜けます。
これで集中線は完成してますね。
STEP5.動く集中線に
このままだと集中線が動かないので線が動くようにしましょう。
フラクタルノイズのサブ設定のサブ回転の値にアニメーションを設定しましょう。
とは言えキーフレーム打つのも面倒なのでエクスプレッションで
time*500
を入力
これで動く集中線になりました。
エクスプレッションはoption押しながらキーフレームを打てば設定出来ます。
STEP6.アルファ設定して完成
このままだと黒い部分が抜けていないのでアルファチャンネルの設定をしましょう。
アルファチャンネルの設定はチャンネルシフトで
アルファを取り込む部分を明度にしましょう。
エフェクト/チャンネル/チャンネルシフト
これで完成でもいいのですが、グレーというか淵が汚かったりしますよね。
仕上げにカラーマット削除してしまえば、グレーぽかったのも白になりましたね。
エフェクト/チャンネル/カラーマット削除
あとはこれを書き出してしまえば動画編集する際にエフェクトとして使えますね。
書き出す際の設定にビデオ出力のチャンネルがRGB+アルファになるように注意してください。
形式はQuickTimeだと
- アニメーション
- ProRes4444
- GoPro CineForm
あたりだとアルファチャンネル付きで書き出せます。
これで集中線エフェクトは完成です。
フリー素材ダウンロード
今回作成した集中線エフェクトはフリー素材としてダウンロードして使用できます。
まぁ色んな所でダウンロードできるようなので、持っている方も多いかとは思いますがね。
ダウンロードできてしまいますが比較的簡単なチュートリアルですので、初心者の方は一度作成してみるといいですよ。
※プレイヤーでは再生出来ませんが、Premiere ProやAfter Effectsでは読み込みが出来ます。
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