今回はフィルムノイズとフィルムフレームを作成していきます。 レトロな演出表現としてよく使われるので、使用頻度は割と高めです。
STEP1.フラクタルノイズでダストノイズを作成
いつもお世話になるフラクタルノイズでダストと呼ばれるような素材を作成していきます。 新規平面を作成
エフェクト/ノイズ&グレイン/フラクタルノイズ
コントラストを上げて 明るさを下げる 数値は画像を参考にお好みで。 このままだと静止画で動きがないので 展開のオプション/ランダムシードにエクスプレッション エクスプレッションは ストップウォッチのアイコンを【Mac=option+click Win=Alt+click】 そこに そうすると動きのあるダスト素材になります。
STEP2.フラクタルノイズでスクラッチノイズを作成
次はスクラッチノイズと呼ばれるような線形のノイズ素材を作成していきます。 先ほどのダストノイズ素材を複製【Mac=⌘+D Win=Ctrl+D】して フラクタルノイズ内のトランスフォームから 縦横比固定のチェックを外し スケールの幅:1 スケールの高さ:10000 にすれば線形のノイズが出来ます。 あとはコントラストと明るさを調整していい感じにします。 ノイズ素材は加算で重ねておきましょう。
STEP3.調整レイヤーで白黒反転
今のままでもいい感じの素材ですが、フィルムノイズ素材は乗算で重ねることが多いはずなので色を変更しましょう。 調整レイヤーを作成
エフェクト/チャンネル/反転
これで乗算で重ねるフィルムノイズ素材が出来ました。 簡単ですね。好みで数値を変更するといいかと思います。
フィルムフレームを作成
ここからはチュートリアルではなくておまけでフィルムフレームを作成してみます。 フィルムフレームはフィルムの種類によって厳密には違うんですよ。 まぁそんなの気にしなくて雰囲気で使ってる人が大半だと思うんですけどね。
フィルムフレーム70mm
今回はフィルムフレームをAEで作成して、レトロ感を出すためにラフエッジを用いて動きもつけています。 8mmと16mmのフレーム素材は好みで※パーフォレーションを黒くしてるんですけど、白いのがいい人はプロジェクトファイルをダウンロード出来るようにしてるんで自分でカスタマイズしてみてください。
※パーフォレーション (英:Perforations) とは、映画や写真など撮影用フィルムの縁に一定間隔で開けられている細長い送り穴のこと
このフレームも実際のフィルムサイズとは違うんであくまでも〜フィルム風フレームってことでお願いしますね。
まとめ
フィルムノイズとフィルムフレームだけでもレトロ感のある演出が出来ますが、あとは色調補正やライトリーク素材、フィルムバーン素材などを足すとよりいい感じになるでしょう。 ライトリークやフィルムバーンもそのうちプロジェクト配布出来るようにしたいですけど…。
今回作成したフィルムノイズとフィルムフレームは私もよく結婚式のプロフィールムービーで使うことが多いです。 昔の写真を出すのにマッチしますからね。
最近では「Official髭男dism – 115万キロのフィルム」をBGMに使ったプロフィールムービーで作成しました。
少し前は「コブクロ – Million Films」なんかも多かったです。
あとは送迎会なんかでも使える素材だと思うので
この記事を参考に自作したりダウンロードして活用してみてください。
フリー素材ダウンロード
今回の作例はフリー素材としてダウンロード出来るようにしています。