YouTube人気や5G到来によって動画編集したいという方が増えているようですが動画編集って勉強するのにパソコンや動画編集ソフトを用意しないといけないし、始めるのにハードルが高いと思っている人が多いようです。
実は一切お金をかけずに動画編集を学ぶ方法があります。
それは
ポストプロダクションで仕事をする
ということです。
就職でも派遣でもアルバイトでもいいのですがお金をかけないどころか、お金をもらって動画編集を学ぶことができます。
私がポストプロダクションに勤めていた時、本当に未経験の人が派遣やバイトで来ていましたが、だいたい半年ぐらいでそこそこのスキルを身につけていました。
そこそこのスキルというのは副業でも多くある動画編集代行なら余裕でこなせるレベルですね。
お金をもらって動画編集のスキルを学べるなら、専門学校やオンラインスクールに高いお金を払う必要もないですよね。
ポストプロダクションとはどんな所?
ポストプロダクションは一言でいうと
「映像の最終仕上げを行う所」です。
「ポスプロ」と略されるのが業界では一般的ですね。
テレビ番組だとディレクターが仮編集してきたものをエフェクトやテロップ入れ、MAといった音の調整を行って、テレビ局に納品する形式にします。
CMの編集もポストプロダクションで行うのが一般的です。
個人レベルでは高価で買うことが出来ないような編集ソフトを使用して編集が行われています。
ポストプロダクションでの仕事内容
CMやPVの編集とテレビ番組の編集では細かく言えばワークフローが違いますが、ここではカラーグレーディング、オフライン編集、オンライン編集の仕事内容を紹介します。
だいたいのポストプロダクションでは音に関するMAという部署をのぞけば、この3つの部署でが動画編集を学べる部署ということですね。
カラーグレーディング
ここでは主に色調補正を行います。
カメラマン、監督が立ち合いながら映像の色味を決めていきます。
オフライン編集
仮編集の事です。
カラーグレーディング前の素材や圧縮された軽い状態の素材でオフライン編集を行ったりします。
オンライン編集
映像編集の最終仕上げを行う事です。
Flameというソフトを使うのがポストプロダクションでは一般的です。
編集、コンポジット、VFX、カラーグレーディングと一つの環境で高度に行えるソフトで映像の最終仕上げを行っています。
これら3つの作業は主にCM編集のワークフローになるので、テレビ番組だとまた違ったりします。
テレビ番組の編集はディレクターがオフライン編集を仕上げた状態で持ち込んでポストプロダクションでテロップ入れ等の最終仕上げのみ行うという感じになります。
ポストプロダクションの良いところ悪いところ
良いところ=動画編集のプロの作業を学べる
ポストプロダクションは動画編集を学ぶのにとても良い環境です。
それは編集ではメインとアシスタントと2人で仕事を行うのですが、アシスタントはメインの仕事を間近で見て学ぶことが出来るからです。
アシスタントは常に仕事をしているわけではなく、作業がない時はメインの作業を見ている事になります。
見ているだけでもとても勉強になるのですが、仕事終わりにメインの方に質問をすれば更に動画編集に関する知識とスキルが身に付くことができます。
悪いところ=ブラック?
働き方改革でかなりまともになったという話ですが、ポストプロダクションは基本的にブラックです。深夜作業、徹夜作業が発生することも多いです。
やはり納期がタイトな作業が多いことと、最終仕上げを行う所なので他の作業の遅れた分のシワ寄せが来てしまうんですよね。
ポストプロダクションで動画編集を学ぶには?
テレビ番組編集が多いポストプロダクションを選びましょう!
CMの編集が多い会社とテレビ番組の編集が多い会社があるのですが、個人でも出来る動画編集のスキルを身につけるならテレビ番組の編集が多い会社でテレビ番組編集のアシスタント業務をするのが一番いいでしょうね。
私が勤めていた会社ではテレビ番組系の編集とCM・PV系の編集で部署がわかれていたいました。やはり個人でも出来るレベルの編集はテレビ番組系の編集部署で扱っているソフトになるのでテレビ番組系の編集があるポストプロダクションがいいですね。
そこでバラエティ番組の編集を担当したら、YouTube編集代行の仕事は楽勝になりますよ。
未経験でも大丈夫?
ハッキリ言って未経験でも大丈夫です!
ポストプロダクションは万年人不足です。
もちろん経験者が優遇されますが、未経験可の所も多いです。
大事なのは健康な身体と健全は精神です。
というとかなりブラック感が増しますがね…。
就職サイトや転職エージェントでもポストプロダクションの求人はあるので、未経験でも気にせず応募すれば大丈夫です。
お金を払って動画編集を学ぶぐらいならお金を稼ぎながら動画編集を学びましょう。
最後に
現在の仕事を続けながら、学校に通いながらという人は難しいかもしれませんが、将来的に動画編集の仕事で独立して自宅で自由に働きたいという人は一度ポストプロダクションで働くことを考えてみてはいかがでしょうか?