今回は私の恥ずかしい体験談をご紹介します。
SNS経由で依頼された仕事だったのですが、クライアントから作業後にキャンセルされ作業費用を請求するも支払われず…。
いわゆる「未払いトラブル」というやつです。
Twitter上でもイラストレーターさんが「未払いトラブル」になっているというのは、度々見かけます。
私も今回が初めてというわけではなく、クリエイティブな仕事をしていると起こる確率は高い出来事だと言えるでしょう。
トラブルの原因は
私のクオリティ不足
クライアントとの意思の疎通
この2つ
キャンセルされ、作業分の費用をいただきたかったですが支払われず
作業者としては残念でたまりませんが
全ては私の不徳の致すところ…
今回の反省点を次回以降に生かしたいと思い、未払いトラブルにならないためのポイントをまとめました。
・個人相手の仕事には気を付ける
・相手の住所と名前は確認しておく
・先払いを徹底(半額でもいい)
・作業前の確認を徹底
・言った言わないにならないようメッセージを残しておく
私が失敗から学んだことはこの5つです。
皆さんが私と同じような失敗をしないためにも、この記事は読んでおいてくださいね。
キャンセルと作業費もいただけなかった経緯
ここからはキャンセルに至った経緯を見ていきましょう。
仕事の依頼はTwitterのDMから
先方からは簡単な絵コンテを提示されたので
見積もりとサンプル作成を行いました。
絵コンテはこんな感じでした。
イメージの共有のためにはこういう絵コンテは大事ですね。
1からアニメーションを作るのって結構手間がかかったりするのですが、納得いただけるクオリティにしたいなと頑張ってサンプル作成。
GOサインが出たので制作開始。
絵コンテ部分とキルクリップの編集と2パートの作成となりましたが、キルクリップ素材をチームの皆様から集めるとのことで絵コンテ部分から作成することに。
先方のイメージに合っているかを確認するために何度かチェックをしてもらい修正していきました。
ただ、修正が永遠と続いてしまうと困るので、予算と作業時間は相談させてほしいというお願いもしております。ここが後から問題になるとは…。
そして絵コンテ部分を作成出来ましたが、キルクリップ素材がまだいただけないということ。先にお支払いいただけるとの事でしたが、この時は完成後でいいですよとお伝えしました。
そして、キルクリップ素材をいただけることなく、先方から連絡もなかったので、このタイミングで不安に思い再度こちらから連絡、お支払いの連絡をしたところキャンセルのお願い。
クオリティに納得いただけなかったという理由で、サンプル確認していただいたのに…と思いながらやり取りをしていると先方からは別の理由もいただきました。
私も恥ずかしながら焦ってしまい、強く出てしまったり、ツイートしたことも含め対応が悪いから支払い拒否とのこと。
まぁそう言われてしまえば仕方ないですね。作業もしているので費用は支払ってほしかったですが。
未払いトラブルの原因
私のクオリティ不足
クライアントとの意思の疎通
サンプルを作成してクオリティは確認してもらったと思ったんですけど、やっぱり違うと言われてしまえば…お手上げです。
サンプル確認の段階ではクオリティは大丈夫だと認識したのですがね。
後は意思の疎通が出来ていませんでしたね。
母国語の筈なのに私が考える以上に日本語というものは難しいですね。
他の案件もある中でダラダラと長引かせるのは困るので、気になる点をまとめてほしかった為に出したメッセージで
これ以上やってくれないんだ
と受け取られるとは思いもよりませんでした。
プロとして提案、説明、相談があって然るべき…。
うーん…そのためにも気になる点を伺いたかったのに…。
今回の仕事に関しては
とにかくクライアントが納得できるクオリティで出せと。
時間も気にせずにやれと。
この点の意思の疎通が特に出来てなかったですね。
キャンセル時にもう少し穏やかに連絡を返す事が出来たら、もしかしたら一部でも支払いがあったのかもしれません。
当時は私も冷静ではいられませんでしたね。
映像制作って大変なんですよ、本当に。
中々理解はしてもらえないですけど…
動画編集者が気をつけるべき事
今回の原因は
私のクオリティ不足
クライアントとの意思の疎通
でしたが、費用をいただけなかったのは他にも以下のような不備がありました。
修正の追加費用等の細かい確認をしていなかった
納期を決めていなかった
納品後の支払いにしていた
私も基本的には最初に確認すべきことはしているのですが、今回は最初の段階での確認が出来てなかったですね。皆さんは本当に気をつけてください。
未払いトラブルへの対応
未払いトラブルへの対応として出来ることは以下の通りですが…
・弁護士相談
・内容証明郵便
・少額訴訟
・情報開示請求
内容証明郵便や少額訴訟は相手方の住所がわかってないと出来ませんし、情報開示請求はハードルがものすごく高いらしい。
支払わないと言われた時は
徹底的にやったるわ!
と思ったのですが、私側にも細かな取り決めなど出来る事があったので仕方ないですね。
こちらにも不備があったことを認めるしかありません。
未払いが嫌なら先払いを徹底すればいいだけの話なんですから。
後、TwitterのDMで相手の素性もわからない場合は余程の事がなければお手上げです。
それこそ事件性のあるものなら情報開示から個人を特定出来る可能性はあるかもしれませんが、個人間のトラブルで多くの人が動いてくれるわけもないですからね。
つまり
SNS上でのやり取りは注意しましょう
SNSで直接依頼が来る場合はクラウドソーシングなどと違って紹介料や手数料が引かれないという良い点も多いですがね。企業や団体からDMでの依頼があると大きい仕事になりますから。
でも個人相手は本当に注意はしなきゃダメですよ!未払いトラブルになっても痛くない程度の作業や動じない精神力があれば大丈夫ですけど。
私はブログネタに出来るので逆に美味しい経験が出来たかなと。
もちろんご迷惑をかけたクライアントには申し訳ない気持ちで一杯ですけどね。
ちょっとだけ支払ってほしかったなという気持ちがあるのも事実ですけど…。